« Ejovi Nuwere (イジョビ・ヌーワー)氏の提訴-第2回口頭弁論 | Main | Ejovi Nuwere (イジョビ・ヌーワー)氏の提訴-5月31日に第3回口頭弁論 »

Apr 07, 2005

民主主義のインフラストラクチャー (The Infrastructure of Democracy日本語訳)

The Infrastructure of Democracy
民主主義のインフラストラクチャー
Strengthening the Open Internet for a Safer World March 11, 2005
より安全な世界のための、オープンなインターネットの強化 2005年3月11日


I. インターネットは、21世紀の民主的な社会の基礎である。なぜならインターネットと民主主義のコア・バリューは非常に近接して整列しているからである。

1.インターネットは、根本的に、すべての人々ための開放性と参加と表現の自由についてであり、多様性や情報とアイデアの届く範囲を拡大している。
2.インターネットは、様々な国境と信念体系を越えて、人々がコミュニケートし共同で取り組むことを可能にする。
3.インターネットは、先祖の地を離れた家族と文化を結び付ける。インターネットは人々を結び合い、彼らが市民社会を形成するのを助ける。
4.インターネットは、人々を情報と市場とに結び合うことによって、経済開発を育成することができる。
5.インターネットは、孤立し政治的暴力に陥る傾向がある人々へ、新しいアイデアと視点を紹介を紹介する。
6.インターネットは、法律よりも上あるいは下に存在するものではない。物理的世界で適用される法律上の原則は、インターネット上で行われた人間の活動にも同様に適用される。


II. 非中心的システム、あるいは多数の力は、非中心的な敵に対し闘うことができる。

1.テロリストネットワークは、高度に非中心的で分散している。 自ら中央集権化された取り組みは、効率的にテロリズムと闘うことはできない。
2.テロリズムは、すべての人々の課題である。インターネットは、すべての人々を接続する。接続された市民は、テロリストのプロバガンダに対しての最良の防衛法である。
3.私たちが3月11日の爆破事件の余波の際に見たように、市民が自然発生的に素早く対応できたのは、彼ら自身を組織化するためにインターネットを使うことが可能だったからである。
4.私たちがウェブログの分散した世界と他の種類の市民メディアで見るように、真実は、相違する意見を含む、人々の間のオープンな対話の中で最もうまく創発する。


III. 開放性の乱用に対する最も良い回答は、より大きな開放性である。

1.オープンで透明な環境は、閉じられて不透明な環境よりも、もっと安全であり安定している。
2.インターネット・サービスが中断されうるとしても、世界的なシステムとしてのインターネットには、洗練された攻撃や分散された攻撃にさえも、究極的な回復力がある。
3.インターネットの連結性、あるいは人々が人々と話をしている状態は、テロリストが作りだそうとしている分断に対抗する。
4.インターネットの開放性は、テロリストによって利用されうるかもしれない。しかし民主的な政府と同様に、開放性がテロリストの行為の有望さを最小にし、テロリズムに対する効果的な対応を可能にする。


IV. 確立された民主主義国家におけるインターネットの規制は、それが善意から出たものであっても、創発しつつある民主主義の発展を脅かしうる。

1.テロリズムはインターネットを破壊することはできない。しかし、テロリズムに反応して過剰に力んだ法律は、インターネットを破壊しうる。政府は、インターネットの核心となる機能性に対する変更を指図することについて、極細心の注意を払って熟考するべきである。
2.政府による、ある種の一見合理的に見える主導は、実際はインターネットを成功させた基本原則を侵害することがある。
3.例を挙げると、いくつかの政治的関心には匿名性を終焉させることを求めたものがある。これは、高度な決意を持つテロリストを止めることはあり得ないであろう。しかしそれは、政治的な活動に対して萎縮的効果を持ち、その結果として自由と透明度を減じるであろう。特に民主的統治への移行を模索している国々においては、匿名性を制限することは、連続して重なる意図しない結果として、表現の自由を傷つけるであろう。


V. 結論として、私たちは、ここマドリッドに集った人々に、以下の事項を要請する:

1.オープンなインターネットを21世紀の民主主義の基礎とし、それをテロとの闘いにおける重要なツールとして受け入れること。
2.インターネットの価値が重要コミュニケーション・インフラであることを認識し、攻撃に対抗し素早く被害から復旧するため、その強化に投資すること。
3.アクセスをさらに平等に広げ、積極的にデジタル情報格差に取り組み、そしてすべての人々にインターネット・アクセスを提供するために努力すること。
4.言論の自由と結社の自由を守るために、すべての人々に匿名な通信の利用可能性を保証すること。
5.インターネットの国際的統治への試みに反対すること。なぜならば、インターネットの国際的統治には、意図しない効果を持つプロセスや、ボトムアップの民主性というネット本来の性質を侵害するプロセスをもたらす可能性があるためである。

Posted by Gohsuke Takama on April 7, 2005 at 01:51 PM | Permalink

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://www.typepad.com/services/trackback/6a00d8342020d853ef00d8348cfbb469e2

Listed below are links to weblogs that reference 民主主義のインフラストラクチャー (The Infrastructure of Democracy日本語訳):

Comments

从独裁到民主: 解放运动的概念框架

從獨裁到民主: 解放運動的概念框架

Posted by: Arthur Edelstein | Sep 19, 2005 11:32:47 AM

The comments to this entry are closed.